2013年11月2日土曜日

「稼ぎ力」が足りなくても、「投資力」で補う方法


  投資や資産運用をしていない理由を尋ねると、よく「投資をするお金がない」
という答えが返ってくることも多いです。もっともらしい答えに聞こえるかも
しれませんが、私からすると思考停止しているとしか思えません。お金がない
から考えないということだからです。お金がなければ、作ればいいのです。

  ただ作ればいいと言っても、「稼ぎ力」が弱いのですから、これまで以上に
稼ぐのは難しいでしょう。ですから、今ある収入からひねり出すしかありません。

  ということは何かの支出を切り詰めて、投資に廻す資金を作り出すことにな
ります。ですから、まず行うことは、収入・支出表を作ることです。特に支出
を分析して、不必要な支出がないかを見直すことです。

  その中で、一番切り詰めることができる可能性が高いものが生命保険です。
生命保険に支払う費用の中で、生命保険会社が運用してそれを還元する部分が
あります。例えば、終身保険。生涯死亡保証が付いて、満期なれば、若しくは
途中解約すればお金が戻ってくる保険です。解約返戻金や満期保険金があると
いうことは、保険への支払い以外に運用資金を保険会社へ預けて保険会社に運
用してもらっているようなものです。しかも、その運用利回りが1%台という
超・低利回りです。このような低利回りで、なぜ預けるのか、私には不思議で
なりません。

 ですから、生命保険だけではなく、損害保険も含めて保険は全て‘掛け捨て’
にすべきなのです。残ったお金を自分で運用した方がよっぽどましに運用できます。
 保険の見直しをしただけでも、人によっては月に3~5万円の投資資金が捻
 出できるのではないでしょうか。

 毎月の投資資金を捻出できたら、運用成果が大きく変わってきます。

 下記の例は、元金500万円だけを30年間、5%で複利運用した場合と元
金500万円に毎月5万円を追加投資して運用した場合の比較グラフです(簡
易に計算するため、年間60万円の追加資金として計算しています)。これを
見ても違いが一目瞭然なことがわかると思います。

                  (単位:万円)
 10年後 1,569.1  1,414.4      814.4
 20年後 3,310.6  2,526.6   1,326.6
 30年後 6,087.3  3,901.0   2,161.0

(注)左は、毎年60万円の追加で資金を入れての複利運用。
        真ん中は、当初資金のみを複利運用、毎年60万円の資金を追加するが追
        加分は運用せず。
        右は、当初資金だけを複利運用。

 40代までの方であれば30年後までを見据えることができるでしょう。こ
の試算でわかるように、元金500万円と毎年60万円の追加資金を5%で複
利運用していけば、30年後には6000万円を超える資金が溜まるのです。
追加資金なしですと、2161万円にしかならず、追加できた資金を貯蓄してい
たとしても、運用資金と合わせて3900万円余りにしかなりません。

 このように、「稼ぎ力」が足りなくても支出を見直して資金を捻出すれば、
それなりの資金が生み出せることがわかるでしょう。

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