私を変えた一冊

本日、人生の4周回を終え5周回目に入りました。

 1周目、2週目は大人になっていく過程で、体を作り知恵を蓄える時期
ですね。3周目で社会に出て大人として生きていくスタートの周回であり、
そこで人生の基礎ができてきます。

 4周目は、3周目までに築いたものを礎に何かしらを成し遂げる周回な
のだと思います。

 自分にとっての4周目はどうだったのだろうと考えた時、何かを成し遂
げた、というよりパラダイム・シフトを自分の内部で起こした周回だった
のだと思います。

 これまでの価値観を180度変えるようなパラダイム・シフトでした。
 そのきっかけになったのが、中村天風氏の「君に成功を贈る」という本
でした。
  
 そこに書かれていたことで私に感銘を与えたことがいくつかありました。
その中に「思い通りの人生を生きる」ということと「人には齢(よわい)
はない」
という言葉がありました。

 最初の「思い通りの人生を生きる」ということは、これまで子供の頃か
ら自分の意思で思い通りに自由に生きてきたつもりの私でしたが、この社
会の「人と同じくあれ」的な悪平等観の中で、いつも頭を打たれ続けてき
た私にとって、やはり、自由に生きていいんだと、とても勇気付けられる
ものでした。

 二つ目の「人には齢(よわい)はない」という言葉は、何を始めるにし
ても、年は関係ないということを言ってくださっており、新たな人生をい
つでも始められると勇気付けられたものでした。

 三つ目は、「人は皆、幸せになりたい」ということでした。当たり前の
ように思うかもしれませんが、この本に出会うまでの私は、「幸せ」とい
う言葉など発したことすらありませんでした。

 そこには「幸せ」になる方法が書かれていました。

 何だと思いますか?

 それは、「人に好かれることである」と書かれていました。そして、ど
うしたら、人に好かれることができるかについては、「自分がして欲しい
ことを、人にしてあげることである」と書いてありました。

 4周回目の私の人生は、この最初の「自由に生きていいんだ」というこ
とをこころから思い、生きていくということがテーマになっていたのだと
思います。

 4周目の終わり頃から、少し壁にぶち当たってしまっています。現実の
世界で色々な苦難と向き合わざる得ないということもありますが、どうも
自分の向かっている方法が見えにくくなっているのです。

 5周回目に今日から入るわけですが、この方向性を見つけることからが
スタートなのかもしれません。

 生活環境は一気に変わるのですが、それは単なる環境の変化。内面の精
神的な変化がどのようにもたらされるのか、いやどのように変化させるの
かが重要になってくるのだと思います。

 そこで私をきっと支えてくれるのは、天風師の「人には齢(よわい)は
ない」という言葉になるのだと思います。

 年齢を重ねると、いつの間にか、自分に限界を設けてしまうものです。
私も知らず知らずの内に限界を設けてしまっているのだと思います。

 その限界-壁を乗り越え、何をなすか、その使命を見出し、実現してい
くこと
、それが5周回目の人生ではないかと思います。

 感銘を受けた3つ目の「シアワセ」については、6周回目になってしま
うかもしれません(笑)でも、本当の幸福感は、深い深いところにあり、
それを理解し、感じられるようなるには時間がかかるのかもしれません。

 この天風氏の「君に成功を贈る」を読んでから、私の人生は変わり始め
たのです。


 そして、この5周回目に突入する記念日に、この本からの教えを再確認
し、人生を楽しんでいきたいと思います。

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