こころのアンカー

 拙著のタイトルが「大恐慌でもあなたの資産を3倍にする投資術」と
なっているため、実際に読んでいない方には投資のノウハウ本のように
思われているでしょう。


 しかし、この本は、「シアワセ」を説いた本だと私は思っています。


 それが第5章に凝縮して述べられています。


 私の大好きな言葉に、ニーチェの


「なぜ、群畜のままでいるのか? なぜ、自分の人生を創造し、自分自
身の人生を生きないのか?」


というものがあります。


 その言葉通り、この本で「思い通りの人生」を生きることを説いてい
るのです。


 その方法論として、お金と幸せを切り離し、お金に対するアンカーを
下げ、シアワセのアンカーを引き上げることを提唱しています。


 アンカーとは、碇(イカリ)のことですが、ここでは自分の中にある、
心理的な基準のことです。


 シアワセのアンカーがマネーとリンクしたままだと、お金持ちになら
なければ、シアワセを大きくすることができないことになってしまいま
す。


 ですから、このリンクを切り離すことによって、シアワセを求めるこ
とができるということを申し上げているのです。


 「お金持ちだからといって、幸せとは限らない」とか「お金がなくて
も幸せにはなれる」といった歪んだ発想とは違います。


 お金はお金で、うまく付き合っていった上で、幸せの基準を上げてい
こうというものなのです。


 ですから、この本の大部分に充てられているのが、今後の経済社会の
向かう方向やそれに対して、どうしたらマネー的にうまく対処できるか
を述べているのです。


 自分の生きたい生き方をすることこそが、シアワセであると私は思っ
ています。しかし、ただ自分だけがシアワセとなっても、そのシアワセ
は長続きしません。


 人は、対他人(家族も含む)との関係性において生きています。だか
ら、周りの人をもシアワセに導いていくことによって、自分のシアワセ
も大きくなっていき、長続きします。


 こうした、シアワセの輪が拡がっていくことで、世界すべてがシアワ
セに向かっていき、そしてそれがまた自分にも還って来るものだと思い
ます。


 こういった観点から、もう一度読んでいただけると嬉しいです。


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