2012年5月5日土曜日

こどもの日に贈る、父から息子への手紙

君が生まれて10年、子供時代の半分が過ぎたね。これまで断片的に、そして 散発
的にしか、世の中のことの話や君が進む道へのアドバイスをしてこなかった ので、この
10年という区切りに少し話をしよう。  

 君は今、ほとんど毎日、塾に勉強にしに行って、忙しそうだね。お父さんが 「何のため
に勉強するの?」と聞くと、「頭が良くなりたいから」と答えたね。  確かに、特に君の年
齢では、頭をできる限り使うことはとても重要だ。それ は、認めるよ。でも、今の君のゴ
ールは、開成学園に入ることだよね。自分の頭 が良くなったって証明したい気持ちは
わかるし、お父さんと同じように、いい学 校に行きたいと思うことは嬉しいよ。

 ただ、ここで考えて欲しいことがあるんだ。

 それは、‘時代の流れ’なんだ。  お父さんが子供の頃、いや大学を卒業するときだっ
て、そんなことを考えたこ ともなかったし、それを考えることの重要性を教えてくれる人
もいなかった。と いうより、ほとんどの人が考えられなかったのだろう。

 まだお父さんの時代までは、それを考えなくても、何とかうまくいった。でも、 君の時
代は、もうこれまでのやり方は通用しないんだ。  それを、これから説明しよう。  お父
さんの時代では、母親たちは「いい大学に入って、いい会社に入ってくれ れば、いい生
活が保証される」と思っていた(今の母親たちも大抵はそうかもし れないけれど、もうそ
ういう時代ではないんだ)。

 社会が安定している時代で、普通の経済的幸せを手に入れるためなら、それは 正し
かった。

 君のおばあちゃんとお父さんは、就職のとき、こんな会話をした。

おばあちゃん「東大出たのに、なぜ大蔵省に入らないの?
お父さん「官僚なんかになりたくないよ、給料も安いし。金融で稼ぐよ」
おばあちゃん「じゃあ、日銀に入ったらいいじゃない?」
お父さん「日銀も官僚みたいなもので、民間に行くよ」
おばあちゃん「じゃあ、興銀(元日本興業銀行)に行けばいいじゃない」

 なぜ、こんな会話を書いているかというと、この会話の中に、時代の流れの一 部が反
映されているからなんだ。

 君のおばあちゃんは、サラリーマンだったら、官僚が一番と考えているわけだ。 それ
に対して、お父さんは民間、というより‘お金’を重視していたわけだ。  おばあちゃんの
時代は、官僚が花形スターであり、特に昭和30年代から50 年代にかけて官僚が日
本を動かしていたと言っても過言ではない時代だった。後 で、説明する「官の時代」だ。

 ところが、お父さんが大学を出る頃は、バブルの時代だったんだ。バブルって いう言
葉、聞いたことがあるよね。どういう風に説明したらいいかな?お金がお 金を生んでし
まい、ものの価値が軽んじられた時代と言ったら良いだろうか。だ から、能力のない人
でも、お金を取り扱っている人なら、お金儲けが簡単にでき た時代なんだ。だって、買
っていれば、何でも値上がりしたから、儲かっちゃた んだ。特に、不動産の値上がりは
ひどかった。お金があり、不動産を買えれば、 一儲けできたって訳さ。そんなあぶく銭、
つまり努力もなしに大金を手にした人 たちは、そのお金を湯水のように使った。不動
産や株を買うことができない人も、 あぶく銭をたくさん使ってくれる人たちのお蔭で、経
済が良くなり会社も潤い、 収入が増えるという恩恵を受けたんだよ。残念ながらお父
さんは、学生から社会 人になりたてだったので、その恩恵をあまり受けていないけど。

 バブルは92年頃にはじけちゃったけど、人々のこころには、お金がすべて、 お金が
あれば幸せになれる、なんていう気持ちが強くなっちゃったんだ。だから、 この20年
間、日本の経済はずっと良くないけど、自分はお金儲けをしよう、 お金がたくさん欲し
い、お金をたくさん稼いでいる人は偉い、なんている風潮が まかり通っていたんだ。

 恥ずかしいけど、お父さんも30代半ばまでは、そんな時代の流れに流され、 お金を
稼ぐことやお金持ちになることばかり考えていたんだ。  このような‘お金’が一番の時
代は、お金を稼ぐ商人の時代だから「商の 時代」と言えるだろう。  でも、お父さんは、
君が2~3歳の時に目覚めたんだ。お金が一番じゃない、 幸せが一番だとね。その辺
のことは、君も持っている、お父さんが書いた本 「大恐慌でもあなたの資産を3倍に
する投資術」のあとがきを読んでくれ。

 さあ、ここで問題だ。おばあちゃんの時代である「官の時代」から、お父さ んの時代
「商の時代」と来て、君の時代は何の時代になるだろうか?  難しい?  そうだね。急
に言われたって、どう考えたら良いかわからないよね。  未来のことなんて、わからな
いとも思うかもしれない。

 でも、未来のことは、簡単にわかるんだよ。  それはね、歴史に学ぶんだ。  えっ、
それは過去のことじゃないかって。  人というものは、少しずつ進化、進歩はしている
けど、それはほんの少しだ けであって、歴史の大きな流れからみたら、ほとんど変わ
っていないんだ。わ かりやすく言うと、地球の歴史から見たら、人間の時代なんてほ
んの一瞬じゃ ないか。だから、長い歴史からみたら、変化ないって考えられるよね。

 だから、人間の過去を見れば、未来も見えるってことさ。こういう観点から、 歴史を
学ぶと面白くなるよ。  こんな言葉もある。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
という言葉だ。 賢い人は、人間の長い歴史の中の、沢山の人の経験に学び自分に
活かしていくけ れど、愚かな人は、自分のちっぽけな経験しか参考にしないから、間
違えばかり する、という意味だ。

 だから君も、歴史を学び、賢い人になって、正しい行動をして欲しい。  お父さんも、
大学受験の時は日本史、世界史を選択していたし、大学に入って も、西洋史、中国
史なども勉強した。高校の時の漢文だって、その漢語で書かれ ている内容は、中国
史そのものじゃないか。でも、お父さんの歴史の勉強はまだ まだ足りないし、それを
活かすことができることも最近までは知らなかった。君 には、是非、歴史を活かして
欲しいと思う。  話を戻そう。

 次の時代、つまり、君の時代は何かということを考えるために、過去へタイム スリ
ップしてみよう。  そうだなー、まず大河ドラマでよくやっている戦国時代から江戸時
代を行って みようか。  織田信長や豊臣秀吉が出てくる時代は、戦国時代と言って、
日本国中に戦国武 将がいて、それぞれの地域を治め、それぞれが縄張り争いのよ
うに戦争を繰り返 していたね。それは、全国の武家を統一していた室町幕府が弱体
化して、それぞ れの地域の武将たちが好き勝手やってしまう時代だった。こうした混
乱の中、全 国を統一しようと立ち上がる武将が次々と現れ、遂に織田信長が全国
統一まであ と一歩の所までいったけど明智光秀の謀反(むほん)に倒れ、その後を
豊臣秀吉 が引き継ぎ全国を統一。秀吉の死後、その政権を徳川家康が奪取し、徳
川家一族 の世襲(せしゅう)体制を作ったわけだ。

 これを見てわかるように、混乱を鎮め統一するには武力を持ってする「武の時 代」
なわけだ。  でも、一旦統一できてしまえば、武力は必要になくなる。その後必要に
なるの は、出来上がった体制を維持していくための仕組みだ。江戸時代なら、奉行
制や ら大奥といった組織だね。つまり、「官の時代」がやってくるわけだ。

 こうして世の中が平穏になってくると経済も発展することになり、その後幅を 利かし
だすのが商人だね。教科書的には「士・農・工・商」という身分制度を習 うかもしれな
いけど、江戸時代中盤からは、真の実力者は商人になってくるわけ なんだ。  この
流れをおさらいすると、まず混乱の時代、そして全国統一のために「武」 が力を示す
が、一旦平和になるとそれを維持するために官僚が必要になり「官の 時代」となる。
官僚によって世の中が維持される仕組みが出来上がると経済が発 展し、商人が力
をつける「商の時代」となるんだね。  次に江戸時代末期にタイムスリップしてみよう。

 江戸幕府の力が弱まってくると、各藩の統制がだんだん利かなくなってくる。 そこ
へアメリカのペリーが黒船に乗ってやってくると、幕府には諸外国と戦う力 はない、
このままでは日本が中国のように欧米列強の属国とされてしまうのでは ないかとい
う危惧が広まって、諸藩が立ち上がり、討幕運動が盛んになったわけだ。  そして
最後に薩長同盟、薩摩藩と長州藩の連合軍が会津藩や新撰組を中心とし た幕府
軍を打ち破り、明治政府を樹立したんだ。またしても「武力」を持って全 国を統一し
たんだね。討幕運動から幕府滅亡、明治政府樹立までが「武の時代」だね。

 明治政府が成立すると、日本を諸外国の餌食にならないように強くしなければ な
らない。だから、立憲君主制という天皇を頂点とした、官僚制を作り上げ統治 して
いくことになる。再び、「官の時代」の到来だね。だけど、日清、日露戦争 と勝利す
るまでは、日本は不平等条約に苦しみ、臥薪嘗胆(がしんしょうたん) の時代でもあ
り、武と官の両方がバランスよくワークさせていたと言えるよね。 ようやく大正デモ
クラシーなんていう時代に、世の中景気が良くなって、 「商の時代」に入るわけだ。
第1次世界大戦は欧州が戦場なったけど、日本には 戦禍がなく、欧州が戦争やっ
ている間に世界の商圏を拡げることができ儲かったんだ。

 まだ現代史を勉強していないからわからないかもしれないけど、この時代は、
君のひーおじいちゃんが生きていた頃だ。君のひーおじーちゃんは、商人だった ん
だよ。商人の時代に商人やっていたので結構羽振りが良かったらしい。君のお ば
ーちゃんが言っていた。でも、お父さんが子供のころに見た彼は、落ちぶれて いた
けどね(苦笑)。ここにも教訓がある。それは、時代が変わった時には、そ の前の
ヒーローは次の時代では通用しなくなるってこと。だから、時代の変化を 見抜くこ
とはとても大事なんだ。

 昭和に話を戻すと、第1次世界大戦頃までは良かったんだけど、その後昭和初
期に金融恐慌とデフレ経済になっちゃうんだ。難しい言葉だと思うけど、まさに 今
の世界、そして日本の状況に近いんだ。

 世界中、商売がうまくいかなくなると、欧米列強、アメリカ、イギリス、フラ ンスな
どは、まだまだ遅れている国々、例えば中国、インド、東南アジア諸国、 南米諸国
などを自分の国の配下にしようと争うようになったんだ。これを 「帝国主義」という
んだけど、言葉だけ覚えておこうね。日本も負けじと韓国を 併合、つまり日本にし
てしまい、中国東北部を支配下にしようと動いたんだ。こ れを悪いことをしたかの
ごとく言う人々がいるけど、仕方がなかったんだ。日本 がそうしなければ、日本が
食われてしまう時代だったんだよ。こうして、再び 「武の時代」になったわけだ。

 この「武の時代」は第2次世界大戦が日本の敗北で終わることにより終わり、 ま
ずはGHQの占領下、復興に向けて動き出す。1951年サンフランシスコ講和 条
約をもって、ようやく日本は独立国として、復興に向けて歩みだすことがで きたわ
けだ。

 そして、ここからが君のおばーちゃんの時代、ヒーローである官僚を中心とし て、
昭和30年代の高度成長期を迎えるってわけさ。  さあ、長々と歴史の話を話した
から、だんだん眠くなったちゃったじゃないかな?(笑) でも、わかったことがある
よね。

 「武」→「官」→「商」→「武」→・・・というサイクルがあったことを。 このサイクル
は、今話した短い日本の歴史の中だけでなく、古今東西、すべて が当てはまるサ
イクルなんだ。それは君が歴史を学んでいく中で、確認してくれ。  ここまで来た
ら、頭の良い君のことだから、君の時代は、どの時代になるか はわかるよね。お
父さんの時代は「商の時代」の末期なのだから。  次に考えなければいけないこ
とは、その時代に君が何をなすべきかだよね。 何ができるか、かもしれない。

 まさか「武の時代」だから、喧嘩に強くなるためにボクシングとか空手やる とか、
軍人になるために自衛隊に入る、もうちょっと賢いか、防衛大学校に入 って軍隊
の幹部になるなんて考えていないよね。  もちろん、そういう力も大切だけど、も
っと大切なことがある。武力を行使 することは別の人に任せて、その武力をどう
使うかを教える道もあるよ。

 それを説明するために、もう一度江戸末期に戻ってみよう。幕末のころ、尊 王
攘夷運動とか尊王倒幕運動が起きる前に、そうした考えの元になることを教 え
た人物たちがいたんだ。その一人が吉田松陰と言って、29歳にして幕府に 処
刑されてしまったんだけど、彼の松下村塾で学んだ志士たちが日本を変えて い
ったんだよ。何が言いたいかというと、世の中の方向性を決めるために、で き
ることがあるんじゃないかってね。

 話は変わるけど、君が当たり前のように行こうと考えている東京大学につい て
話しておこう。東京大学は、明治10年に官僚を養成するためにできた学校 なん
だ。そして、その姿勢はあまり変わっていないんじゃないかな。東大の卒 業生が
官僚となって今も日本を動かしているけど、日本が衰退していくことを 止めるこ
とはできないでいる。組織としてだけど、過去の成功にしがみつき、 新しく変革す
ることができなくなっているのだと思う。もう一つは、官僚とは 公僕と言って、公
(おおやけ)に使えるという意味があるのだけど、「商の時 代」に入って、官であ
るにもかかわらず、お金を求めてしまったのだね。だか ら、平気で天下りが横行
し、天下り先に多額の税金をつぎ込むことができてし まうだね。もちろん一人一
人の官僚は優秀であり、高潔な人もいるかもしれな いけど、組織としては「商の
時代」に毒されてしまったのだね。

 ちなみに、開成学園は、東大設立に先立ち明治4年に、共立(きょうりゅう) 学
校という名前で設立された。あのNHKドラマ「坂の上の雲」で正岡子規や秋元
真之、そして夏目漱石などを輩出した学校だね。こうした時代の先端をゆく人 々
と出会う確率が高いという意味では、開成や東大を選択するというのもあり か
もしれない。

 でも時代は、グローバルの時代。日本国内でのチャンスだけを考えていては、
井の中の蛙になってしまう。  君には、もっともっと開かれた可能性が拡がって
いるんだ。

 だから、これからお父さんが話すことは、お父さんが考える方法論だ。これ に
従う必要はないし、本来ならば、君自身で考え選択し、行動すべきだと思う。 た
だ、君はまだ10歳であり、お父さんの生き方にある程度、従わなければな らな
い部分がある。特に、住む場所などはそうだ。そうした制約下において、 お父さ
んが君にしてあげることができ、君が現在、選択できることをアドバイ スしよう。

 まず、君がお父さんの年齢になった時に、どうなっているかを想像してみよ う。
想像できたかな?次に、40歳の時は?30歳の時は?そして20歳の時は?

 きっと君は、難しい、できないと答えるかもしれない。でも、君の未来は、 君の
想像から生まれるんだよ。未来に、自分がどうなっていたいかということ を考え
てみよう。すぐにはできないかもしれないけど、それが君の軸になるの だから。
それが見えれば、君が今何を勉強したらよいかもわかってくるし、そ うなるべく
行動するようになる。そうすれば、君の作った、自分の未来像は実 現すること
になるのだよ。自分の未来は、与えられるものではなく、自分で創 り出すもの
なのだから。

 さて、ここからが今の君への、具体的なアドバイスになる。

読者の皆様、

 ここからのアドバイスは、あなたがあなたのご子息のために創って下さい。

2012年2月2日木曜日

すきやきと投資の話

先月、提携先の船井総研の富裕層ビジネス研究会に出席した時、
「松本隆博」さんとお会いしました。


 松本隆博と言ってもご存じない方もまだ多いと思いますが、ダ
ウンタウンのまっちゃんのお兄さんです。


 本人は、「よく、弟さんと似ていますね、とか、しゃべり方が
一緒ですねと言われるけど、似ているのも、しゃべり方も同じな
のは弟の方である」と笑いを誘っていました。


 何をされているかというと、ソーシャル・エンターテイナーと
いうことです。つまり、社会的に意義のあることをエンターテイ
ンメントで広めるアーティストと私は理解しました。


 そんな彼が、なぜ、ビジネス研究会の講師として招かれたかと
いうと、彼はサラリーマンを経験し、社長業も経験し、そして今
アーティストになったのです。その経験から「感謝のマネジメン
ト」というテーマでお話しくださったのです。


 最後に、紹介いたします「すきやき」という曲を歌ってくださ
りました。


 その時、私は涙が止まらなくなりました。


 予約販売中のCDを10枚も買ってしまいました。


 その後、ご挨拶をする時、嗚咽で話ができなくなりました、そし
て、松本さんも一緒に泣いてくれました。


 では、その「すきやき」を聴いてください。

 http://youtu.be/elbydwWwBAg


・・・・・(前略)・・・・・・・・

母が覚えていた理由は・・・
母は、僕に本当のすきやきを食べさせたくて
あげたくて、あげたくて、あげたくて、でも
お金が足りなくて 思い付いた鶏肉のすきやき
部屋を飛び出した僕の背中に
「ほんと、ごめんね夕食の願い一つくらいかなえられないの!」
鶏肉のスキヤキの話は
母が初めて息子に怒鳴られた話
母が初めて息子に隠れて 泣いた話


・・・・・(後略)・・・・・・・・・
 

 何に感動したのだろう?


 母の愛情に対して。


 そして、その愛情に対する、自分の「感謝」の気持ちを思い出さ
せてくれたこと。


 そう、自分に足りないものは、「感謝」の気持ちであると気付か
せてくれた。


 家族に対して、友人に対して、仕事仲間に対して、そしてお客様
に対して。


 自分では感謝しているつもりでいたが、まだまだ足りない。


 このニュースレターを読んでくださっている方にも、もっと感謝を
込めて伝えていかないといけないと感じました。


 この「すきやき」という曲、自分にも同じようにすきやきにまつわ
る母との思い出があります。


 この時代、つまり昭和40年代、高度成長期から石油ショックに見
舞われる頃、日本は現在の新興国のように、成長を続けていたが、そ
の経済水準はまだまだ低かったのです。今の日本では、成長しない、
だから年収が減るなどと騒いでいますが、この時代から比べたら、ず
っと豊かなのです。


 だって、年収300万円くらいの人でも、牛肉のすき焼きが食べら
れるでしょ!


 これは、日本の国力のお蔭、そして円が強いことのお蔭なのですよ。


 もし、1ドル1000円になったら、我々庶民は牛肉なんて食べら
れなくなるでしょう。昔はオージービーフだって、アメリカンビーフ
だってすごく高かったのですよ。1豪ドル500円台の時代だったの
ですから。


 だから、子供のころ、家はすき焼きは豚肉だったのでした!!


 さて、このレターを読んでいるあなたはきっと、この低成長時代に
資産運用によって、「豊か」になろう、老後の心配をなくそう、「夢」
を実現しようと思っていることと思います。


 昭和30年代、40年代は、誰でもまともに仕事をしていれば、ど
んどん豊かになれました。しかし、今は、全員というわけにはいかない。


 というより、もう既に豊かなのです。この豊かさを将来に渡って
続けるための資産運用なのです。


 でも、幸せになるためにお金を増やしたいというなら、資産運用な
んてする必要はありません。


 なぜなら、幸せは、心の中にあるからです。


 私は、今、この曲を聴いて「幸せ」になっています。


 なぜなら、「感謝」の気持ちを思い出させてくれたからです。


 したいこと、できたら「誰かのために」したいことを実現するため
に資産運用をしましょう。


 そんな方をインベストメント・サロンでは、お待ちしております。

    
 いつも、ありがとうございます。

2010年11月26日金曜日

「人生の成功」に対する考え方の進化、深化

では、人生の成功とは、何でしょうか?

 前節で、一般的な成功者と言われている方で、自分の望む生き方をしている方が少ないのではないか、というようなことを申し上げました。もちろん、ちゃんと自分の望む生き方をされている方も沢山いると思いますが、そうでない方にはそうでない理由があります。

 あくまで私たちが想像する成功者のイメージの方ですが、その成功とは、「金、名誉、地位」といったものを手に入れることになります。

 では、「金、名誉、地位」はどのようにして手に入れるのでしょうか?それは競争において勝者になることで手に入れることができるのです。

 この勝者になる考え方というものは、これまでの学校教育において幼少のころから刷り込まれてきたといっても過言ではなく、若い人ほど強く持っている傾向があります。学歴偏重社会は、明治に作られた官僚制度の基盤人材を作り上げるために作られた学校制度に由来します。優れた官僚制度は国の基盤を強くし、他国と競合していく帝国主義時代には必要不可欠なものでした。戦後復興においても強力な官僚制度は威力を発揮し、限られた資源を有効活用し、欧米に追いつき追い越せと頑張ってきた日本を支えてきました。

 しかし、この官僚制度がワークしなくなってきました。それは(高級)官僚というものが、地位の象徴であり、晩年に金を得る手段となってきたからです。かつての志(こころざし)を持った公僕としての官僚は消滅し、私利私欲に走る官僚が日本を支配する時代になっています。

 勉強で一番になり、東大に入り、上級国家公務員試験に上位で合格し、あとは入った省庁内での競争に打ち勝つだけ、これが官僚の実態となっています。

 つまり、勝者になるために日夜努力しているようなものです。しかし、この中でも次官となれるのは5年次でひとりくらいであり、勝者となれる人は限られています。

 こうした勝者になる競争は何も官僚組織に限られたものではありません。民間企業でもそうでしょうし、企業同士の競争にしてもそうでしょう。

 しかし、勝者になれる者はほんの一握りの人であって、大半の人は敗者となるわけですから、勝者になる考え方では、ほとんどの人が「人生の成功者」になれません。

 そこで次に出てくる考え方が、達成するという考え方です。他人との競争ではなく、自分の目標をたて、そこに自分なりの方法や時間で到達しようという考え方です。

 目標を定め、そこに向かって努力すれば成功するという考え方で、一見素晴らしい考え方に思われるのですが、この段階でも問題が起きます。

 それは、目標を立てても必ずしも目標が成就するとは限らない、ということです。目標が大きければ大きいほど、ゴールが遠ければ遠いほど、到達しない可能性が高まります。努力が全て報われるわけではないことは自明の理です。運も左右することになるでしょう。

もう一つの問題は、よしんば目標に到達したとしても、人生はまだ続くということです。大きな夢・目標を達成してしまった後、その達成感に満足してしまい、放心したような晩年を暮らす人もいます。素晴らしい目標・夢を実現できたとしても、残りの人生をどう生きるのか、という問題が立ちはだかるのです。

更に大きな目標を掲げて、邁進することになるのでしょうか。こうした意欲的な取り組みは賞賛に値するとは思いますが、この意欲がどこから生まれてきているのか、という落とし穴があります。

 こうした意欲的な心理は、「欠乏感」から生まれているのです。何かが足りないから、次から次へと何かを達成することで、自分は小さな存在ではないと主張したい‘こころ’を持つのです。

 人は、この広大な宇宙に比して、僅小な存在に過ぎないが故に、自分は小さくない、矮小な存在ではないと主張したいが故に感じる「欠乏感」です。

 しかし、この欠乏感は、どんなに、何を達成しても満たされることのないものです。また自分を必要以上に大きくしようという行為自体が、宇宙の調和を乱す元となってしまうかもしれないのです。

 ここを脱出するために、達成するという考え方から成長するという考え方に進化するのです。何か目標に向かって困難を乗り越えるのは、達成するためではなく、その困難は自分が成長するために存在するということに気が付くのです。

 こうなってくると、困難というものの意味付けが大きく変わってきます。勝者になる考え方や達成する考え方をしている間は、困難というものは乗り越えなければならない苦であり、ネガティブなものでした。ところが、成長するという考え方に立つと、困難は成長するために必要なものであるとポジティブに捉えることができるようになります。

 このように考えられるようになると、夢に対する考え方も変わってきます。夢というものは大きなもので、困難を伴うと考えてきたものが、困難そのものが自分を成長させてくれるものであり、それ故、大きな夢を持つのだと。

 前節で、「夢は、個人的な欲望でよい」と述べましたが、自己の成長をもたらす欲望であり、単に「何もしないでよい」とか「ラグジャリーな暮らし」といったものでは、本質的な幸せには繋がらないのです。

2010年9月30日木曜日

夢に向けて進んでいますか?

「あなたは、どんな生き方がしたいですか?」「どんな生活が望みですか?」

「それは、叶っていますか?」

この質問をして、「ハイ」と明確に答えられる方は、まだまだ少数派かもしれません。

こうした方は、お金持ちでしょうか?事業で大儲けした人でしょうか?政治家でしょうか?一般のイメージでは、いわゆる成功者の方というイメージでしょうか。

しかし、一般に成功者と言われている方で、自分の望む生き方をされている方はむしろ少数ではないか、と私は考えています。

もちろん、何かに打ち込まれて、何かを成し遂げていることは素晴らしいことです。ただ、その人自身が本当にしたい暮らしをしているかどうかとなると、話は別になる気がします。

先の質問に「ハイ」と明確に答えられている方は、ごく普通の方に多いように思われます。

そのわけをこれから書いていこうと思いますが、その前に、次の質問をしたいと思います。

「あなたは、夢を持っていますか?」

そして、

「夢に向かって、突き進んでいますか?」

子供の頃、プロ野球選手になりたい、宇宙飛行士になりたい、医者になりたい、など誰でも夢を持った経験があると思います。

ところが、大人になっていつの間にか夢はどこかに消え去り、現実的な生活に埋没してしまう方が大半になっているのではないでしょうか?

なぜなら、夢という言葉には、何か大きなものを達成しなければならないという強迫観念があり、大きな困難や苦労が伴うものだからです。ですから、大人になって自分の能力の限界を感じあきらめてしまうのでしょう。

夢は、志(こころざし)を内包しており、スーパーポジティブな考え方をする人以外には、つらいものになってしまうと考えられているのでしょう。

しかし、夢というものは極めて個人的なものであってよく、それぞれの個人が勝手にかなえたい欲望であってよいと私は考えます。

個人的な欲望である夢は、一見てんでんバラバラになっているようですが、社会の中では調和していくものだと思っております。いわゆる‘神の見えざる手’によって調和するのです。

ですから、全ての方が‘好きなこと’を実践していくことこそが、世界の調和をもたらすことだと思っています。

もしあなたが、‘一生南の島で遊んで暮らす’ということが夢であるならば、その夢を実現してください。あなたが南の島で暮らすことを実現する過程で、世界に貢献することになります。いや、南の島で遊んでいるだけでも、世界に貢献することになります。

まず南の島で暮らすための資金を用意するために、あなたは何かしらの手段でお金を稼ぐことになります。お金を稼ぐということは、あなたが社会に対して何かしらの貢献をすることを意味しているはずなのです。それを資産運用で成し遂げたとしても、それは、あなたの資金をマーケットに差し出すことで、リスクテイク資金として使われたり、マーケットに流動性を与えたり、ある社会貢献する会社の資金繰りに使われたかもしれません。

また実際に南の島で遊んで暮らすと、あなたは純粋消費者となって、雇用を生み出すことになるかもしれないのです。

どんなことであっても、あなたは社会に貢献する存在であることには変わりないのです。

そこで、どんな生き方をしてもいいのですが、死ぬ間際に「ああ、いい人生を送れた」と満足感を持って死んでいける生き方ができたかどうかが重要になってくると思います。

そう、「人生の成功者」にはなって欲しいと思います。

2010年9月7日火曜日

感情と友達になろう

感情のコントロールが大事だなどとよく言われますよね。

でも、感情のコントロールができる人間なんて、いやしないのです。

そもそも、浅はかな人間には、感情のコントロールは不可能と言えるでしょう。脳下垂体のヘントウ体がピクピクしちゃったら、もうダメです(笑)

では、感情をコントロールすることができないなら、どうしたらよいのでしょうか?

まず知るべきことは、「感情は、情報」ということです。自分の深層心理、無意識を読み解く鍵などのです。よく「こころの声を聞きましょう」なんていいますが、それは思考でやってはダメで、アンテナである感情を汲み取ることなのです。

直観力を鍛えようなんていうこともよく言われますが、直観力とは、この感情を汲み取る能力のことなのです。
ですから、日頃から自分の感情に注意を払うことが大切です。

そう、感情と友達なることが大事なのです

2010年2月3日水曜日

心の糧七か條

 昔友人からいただいた、京都、嵯峨 小倉山 二尊院の「心の糧七か條」がありました。

 是非、噛み締めていただきたいと思います。

 1.此の世の中で一番楽しく立派なことは生涯を貫く仕事を持つことである

 1.此の世の中で一番さみしいことは自分のする仕事がないことである

 1.此の世の中で一番尊いことは人の為に奉仕して決して恩に着せないことである

 1.此の世の中で一番みにくいことは他人の生活をうらやむことである

 1.此の世の中で一番みじめなことは教養のないことである

 1.此の世の中で一番恥であり悲しいことはうそをつくことである

 1.此の世の中で一番素晴らしいことは常に感謝の念を忘れずに報恩の道を歩むことである


 要約すると、「奉仕の心で、生涯を貫くやりがいのある仕事をし、他人を羨まず、正直に、嘘をつかず、感謝の念を忘れずに生きること」が「シアワセ」に生きることである、ということでしょうか。

2009年12月20日日曜日

夢は、簡単に実現します

あなたは、夢は叶う、と思いますか?


 「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの言葉(書名)はあま
りにも有名ですが、あの本を実践するのは、大変です(笑)意志力の強
い人だけ「頑張れる」のですから(笑)。


 僕の経験からすると、強く思う必要もなく、自然とそれを求めている
ならば、それは実現すると思います。


 僕は現在、麻布界隈に住んでいますが、確かに、昔憧れていたと思い
ます。中学生の頃、駿台の友人の家へ遊びに行ったとき、一瞬ですが、
強く思った記憶が鮮明に残っています。


 そこは元麻布の高級マンションで、オートロック式で(今では当たり
前になっていますけど)、家に入ると、絨毯の毛が数センチもあり、と
ても暖かかったのでした。そして週刊誌のトップページを飾るような大
学生のお姉さんがおり、お父さんは国家公務員、お母さんはまさに、い
い所のお嬢さんがオバサンになった感じでした。


 まさに絵に描いたような裕福な家だったのです!!


 庶民の家に生まれた私は、僕も勉強して偉くなって、こんな裕福な暮
らしがしてみたいと思ったものでした。


 こんなことを中学生の頃から強く思っていたわけではありませんが、
30年も経った今でも鮮明に覚えている、脳に焼き付いているのでしょ
うね。


 そして今、あの裕福な家ほどではありませんが、僕も麻布界隈に既に
十数年以上住んでおり、外見には高級マンションに見える(笑)所に住
んでいます。


 申し上げたいことは、「自分がこうなりたい!」と思いさえすれば、
それは実現するということです。


 こう言うと、「ただ思えばいいのか?」と質問されますが、「自分が
思う」という思考が、潜在意識まで浸みこむ必要はあります。それさえ
できれば、潜在意識が自動的に、それを実現するように指令を出して、
知らない間にそれに適した行動をすることになり、実際に実現してしま
うのです。


 でも、作業としてすることは、「思う」ことだけなわけです。


 この「思ったこと」を潜在意識に’無理やり’浸み込ます方法として、
ナポレオンヒルを初めとした自己啓発系の’苦行’があるわけですが(笑)、


 そんなことをする必要はありません。


 今、自分が思い、本当に望んでいることであれば、自然と潜在意識に
伝わるはずです。


 ですから、あなたが今するべきことは、自分が望んでいること
を明確に認識することだけなのです。


 そして、どんな望みかはわかりませんが、何かを実現するためには
お金が仲介することになるでしょうから、僕と一緒に資産運用の勉強
をすることも、その助けになることでしょう。


 インベストメントサロンでは、このレターやセミナー、メンバーレタ
ーなどを通して、資産運用の全工程を説明し、その一つ一つの行程に必
要な智慧を差し上げたいと思っております。


 時間はいくらでもあります。ゆっくり、やっていきましょう。